LOHAS-LOTUS-Barnbrook

はじめてLOHASと言う言葉に接した時は（今年1月metro min.で）
LOTUSとの連想から座禅、ヒッピー、西海岸が頭に浮かんだ。
LOHASはLifestyles of Health and Sustainabilityの頭文字をとった略語で
地球環境に負担をかけない視点での経済活動や
生活文化の選択をする消費者を指すそうだ。
アメリカでは30%がLOHASな消費者とも言われている。

企業の社会的責任（CSR: Corporate Social Responsibility）についての話を聞いて
省エネルギー/再生エネルギー/代替エネルギーなどを推進する企業活動、
CSRの意識とLOHASの二人三脚で
海面上昇やヒート・アイランド現象に歯止めがかかる可能性はないだろうか...と思った。

韓国のホテルは環境保護の観点から
歯ブラシやシャンプーなどのアメニティを有料にしているところが多いと聞く。
（7年くらい前からのように思う）
今日のCSRの事例として紹介されたある日本のホテル・グループは、
アメニティを全く利用しない顧客の「グリーンコイン」を通して植林活動を行っているという。

イラクでの戦闘の影響で
1バレル当たりの原油価格がおよそ1.5倍近くに上昇してきている。
長期的には
石油化学工業の他分野への転換や資源の過利用を抑制し、
LOHAS的価値観が浸透する契機になるかもしれないけれど
資源のない国の加工産業に頼った経済に一時的な影響がありそう。

眼福と言いたいくらい
素敵だったのが
コンピュータを使わずに描いた作品（Friendly Fire - the work of Barnbrook Design）。
数種類のフォントで書いた文字列を組み合わせて図形をあらわしたものは
クリーム色の紙の上に秋の葡萄の色が移りかわるようなグラデーションで美しかった。
（むらさき、青すみれ色、深緑など...）

端正なデザインだけでなく
原色の色遣いで地上の悪を批判する作品も多かった。
例えばLOHASの対極にありそうな軍事産業、SRIからはまだまだほど遠い企業を描きこんだ作品もあった。

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